Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

忘れ物を見つけることができました

2006年、帯広でのインカレ以来、5年ぶりに明治大学アイスホッケーチームはインカレ優勝の栄冠を掴みとることが出来ました。

まずは、大会を通して見た感想を。
2回戦から明治の4試合を含めて約10試合観戦しましたが、今回は本当に拮抗した試合が多くて、各地域間の力差が縮まっているor各チームの力差が無くなってきている印象を受けました。
準々決勝の4試合のうち、早稲田vs苫小牧駒沢は3-2で、早稲田が試合時間残り2分でやっと勝ち越し。東洋vs関西大学に至っては1-1の同点でGWSまで持ち込まれ、GWS1-0で東洋の勝利。法政vs中央は2ピリまでは2-2の同点で、3ピリに中央が勝ち越して4-2。日大vs明治も1ピリは1-1の同点。その後5-1の4点差にまでなりましたが、この試合が一番点差が開いて、結果だけ見ると明治が一番楽に準々決勝を勝ち上がっているんです。それもこの日は準々決勝と準決勝のダブルヘッダー。準々決勝をどれだけ楽に勝ち上がるかが、準決勝の鍵になるわけですが、結局準々決勝で点差を付けることができた中央と明治が準決勝を勝ち上がったんですよね。

そして決勝戦。準決勝を3ピリの大逆転で勝ち上がってきた中央と、同点にも追いつかれることなく常にリードを保って勝ち上がった明治の対戦。
おそらく準決勝で苦労した3つ目の攻守が鍵を握るであろうと思われ、試合前のパックトスがポイントになると思っていましたが、ホームアドバンテージは中央へ。
しかし、明治は逆に今大会からセンターにコンバートした高橋を中心とした3つ目のFWが中央の1つ目、2つ目と対等、もしくはそれ以上に渡り合い、その結果1ピリ、2ピリをかなり優位にすすめることが出来ましたし、ゴールという結果も残してきました。3ピリはさすがに疲れと緊張で足が止まりましたが、それでも最後までGK寺島を中心にがっちりと守りきり、明治大学が優勝の瞬間を迎えることが出来ました。

結果の数字だけ見ると、明治が強かったのかなーと思いますが、接戦・逆転の試合を勝ち上がってきた方がチームに勢いがあるだろうと思う方も多かったと思うので、現地では中央の下馬評も高かったのかなと思います。
でも、真正面から正攻法で戦って、優勝できたということは、チームとしてインカレにしっかりピークを持ってこれた証拠なんだと思います。いつも不安に思う小さなミスとかも少なかったと思うしね。

リーグ戦負け越しだわ、4位だわ(笑)そんな状態から、本当によく優勝までたどり着いたと思います。すごいよ。本当に。

=====

明治をずっと見続けている、私の視点からの感想を。

2007年、日光でのインカレで明治大学から遠ざかっていった優勝の二文字。
「なんで優勝出来なかったんだろう」
って悔し涙を流して卒業していった先輩たち。

2008年、苫小牧でのインカレは決勝で完封負け。

2009年、八戸でのインカレは屈辱の4位。

そして2010年、日光でのインカレは準決勝で涙のGWS勝ち。でも決勝は早稲田にあっさりと敗退。

この4年間で、インカレでの優勝はおろか、優勝の二文字自体を知っている選手が全員卒業していきました。

インカレは4年生を送り出すための大会。その年のキャプテンを中心に創り上げてきたチームの集大成となる大会。
そこにピークを持って行って、力を爆発させるという感覚を誰も知らない、0からのスタートだったのです。
でも、10年前の伊香保大会で同じ状態で優勝を勝ち取ったときも、今回と雰囲気は似たような感じだったなぁとふと思いました。優勝したけれど、嬉しいんだけれども、どうやって4年生を送り出していいのかがわからない、戸惑う下級生の様子が微笑ましかったです。

私はタイトルに「忘れ物を見つけることができました」とつけました。

去年、一番1年間チームを鼓舞して、体を張ってチームを引っ張ってきた選手が、インカレ1回戦で負傷して、その後最後のインカレをスタンドで見守ることしか出来ませんでした。

一昨年、屈辱の4位にリンク上で呆然と立ち尽くし、泣き崩れるしかありませんでした。

3年前、決勝戦の完封負けをベンチから見守ることしかできませんでした。

14年前、優勝しか知らなかったはずのチームのインカレ連覇が、今回と同じ釧路の地で途切れました。

OBとして、コーチとして、今回、自分たちが忘れてきたものを後輩たちに託し、やっと見つけることが出来たひとたちがスタンドに、ベンチにいました。

それぞれがあのとき忘れてきた大切な「インカレ優勝」の瞬間を手に入れたことが何より私には嬉しくて、涙が出てきてしょうがなかった。だって、その全てのインカレに立ちあって、同じ瞬間に同じ悔しさを私も味わってきて、全選手のことをスタンドから見守ってきたから。

もちろん現役のみんなが勝ち取ってきた優勝なんだけど、長い明治大学アイスホッケーチームの歴史の中で、一つひとつの大会全てに数えきれないたくさんの人の思い、願いが詰まっていて、現役は気付かないうちにそれを背負ってプレーをしているんだなあと今回しみじみと思いました。

長くなりましたが、10年連続12回目のインカレ参戦で、久しぶりの明治インカレ優勝にスタンドで大泣きしながら思っていたことを書いてみました。

OBのみなさん、来年のインカレは苫小牧です。もし忘れ物がある方は、スタンドから後輩を是非見守って背中を押してあげて下さいね。

現役のみなさん、スタッフのみなさん、ご父兄のみなさん、優勝本当におめでとうございました。そして、ありがとうございました。これがあるから、いつまでも明治の応援はヤメラレナイ!!!
スポンサーサイト

Appendix

プロフィール

山下恭子

Author:山下恭子
明治大学アイスホッケーチームの情報、試合観戦記、写真などを掲載していきます。
管理人:山下恭子への連絡は
kyk_pooh@hotmail.com
(アットマークを小文字に変えて下さい)
もしくはFacebook、Twitter:kyoko_zoolifeまでどうぞ。

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。